近現代史記事・伊藤貫コラム

 

■ 伊藤貫コラム「伊藤貫の真剣な雑談」

●第1回前半・後半アメリカの政治を語る・韓国核武装の準備か / 

●第2回前半 国家の存立を左右する国際政治学6つのパラダイム / 

●第2回後半 再生産される悪夢・国際政治リベラル3学派の蹉跌 / 

●第3回前半 価値判断が乱れる時代~リアクション保守の蔓延と国際政治の基本4構造 / 

●第3回後半 人間観察の保守3学派~古典派が行きつく防御的リアリズムと民衆参加で出口を失った攻撃的リアリズム、反省なきエゴイストの覇権安定論 /

●令和3年 年末特別対談・伊藤貫氏に聞く 

●第4回 アメリカ人も呆れた、属国主義で核武装議論から逃げてきた日本の保守政治家たち / 

●第5回「米露関係破綻の原因は何か? / 

●第6回「ウクライナ危機の真相~危険なネオコンの思いあがりと戦後の愛国ゴッコ / 

●第7回 文明の衝突とロシアの国家哲学 / 

●第8回「日本を滅ぼす3つの巨大な嘘 / 

●第9回「プラトン哲学と国家の独立 / 

●第10回「価値判断力を喪失したネオコンを追従する日本は来年にも亡国の危機に直面する! / 

●第11回「3つの戦域と2つの戦線と1つの生贄~日本を滅ぼすネオコンの世界戦略と戦後保守の自己欺瞞 / 

●第12回伊藤貫×ジェイソン・モーガン 何故、アメリカ文明からアングロサクソンとキリスト教的な価値観が消えたのか? / 

●第13回 伊藤貫×ジェイソン・モーガン「伝統的価値規範が消えた中国、それに直面するネオコンと親米保守の不道徳 / 

●第14回「アメリカ民主政治の堕落と混乱を予告したトクヴィル!!! / 

●第15回 伊藤貫×水島総特別対談「米ランド研究所も止めるウクライナ戦争、世界大戦を招くネオコンの愚行と卑しさ極まる拝米保守 / 

●第16回「プーチンの知恵袋、セルゲイ・カラガノフ!! / 

●年末SP伊藤貫×水島総・アメリカの偽善主義外交の破綻が露呈した2023年!!! / 

●第17回アメリカ外交の巨悪と中東の絶望!!! / 

●第18回「ますます劣化する米国外交と内政」伊藤貫x水島総 /

●第19回「脱米主義の奨め !!日米同盟という奴隷制から脱出せよ!」/

 

 

■ アメリカの政治を語る・韓国核武装の準備か

 

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伊藤貫の真剣な雑談

 

この人の見解は強烈ですね。

自分の見解を広げる意味で、色々参考にしています。

2024/05/28

 

第1回前半「アメリカの政治を語る」2021年10月

アメリカの国内政治

 第1回後半「韓国核武装の準備か」2021年10月

韓国は核武装準備している・・

2024/05/28

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏  
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏  

 

1953年東京都生まれ。東京大学経済学部卒。アメリカのコーネル大学で国際政治学と外交史を学ぶ。その後、ワシントンのビジネス・コンサルティング会社に、国際政治・経済アナリストとして勤務。『フォーリン・ポリシー』『シカゴ・トリビューン』『ロサンゼルス・タイムズ』『正論』『Voice』『週刊東洋経済』等に、外交評論と金融分析を執筆。CNN、CBS、BBC等の政治番組で、外交・国際関係・金融問題を解説。ワシントンに30年間在住。著書に『自滅するアメリカ帝国』(文春新書)、『中国の核戦力に日本は屈服する』(小学館101新書)などがある。

 

 

第1回前半「アメリカの政治を語る」2021年10月 要約

 

アメリカの国内政治

 

●バイデン政権・・二重人物でボケている。仕事していない。ヒラリークリントン、オバマは打算的で狡い。金持ちの味方。貧富の差格差大。ウオールストリートの金権はほとんど民主党。イスライルロビーの味方。ヒラリークリントンは各国の金持ちから金をもらい、国務長官時代の半分のメールを政治資金のために消した。好戦的。シリア、イラク、レバノン、パレスチナ、イエメン、リビア、ソマリアで人を殺してもケロッとしている。クリントン派、オバマ派。過去30年間他国に軍事介入した。内戦状態にした。

バイデンはそれほどの腐敗ではない。普通のレベルの腐敗。バレる嘘をつく。好戦的ではない。人殺しはいや。社会主義者バーニーサンダースの貧富是正政策の味方をすることもあった。

伊藤氏は保守主義者・・保守主義はバランスをとる主義である。バランスオブパワー。

●トランプ・・2024年はでる。民主党は2023年にトランプを潰す方策。なんでもいい。大統領になる資格がないとする。民主党は恐れている。前回の選挙ではバー司法長官は選挙違反をもみ消した。操作した。

●アメリカ外交・・中国とアメリカの覇権闘争・・中国が有利

 

 

第1回後半「韓国核武装の準備か」2021年10月 要約

 

韓国は核武装準備している・・

 

ダートマス大学の二人の学者は、韓国は核武装すべきの見解。アメリカは認めるべき。日本も全く同じく当てはまる。北朝鮮がアメリカを直撃する水爆弾頭を持ってしまった。数百万人を殺せる。アメリカの立場は圧倒的に不利になった。アメリカは北朝鮮との武力衝突は望んでいない。ヨーロッパのように核の持ち込みは機能しない。行使するかどうかはアメリカが握っている。アメリカが核戦争することになる。絶対にしない。ニュークリアシェアリングは機能しない。3つの核保有国に囲まれているので核武装するしかない。核不拡散条約の違反にはならない。国の危機に陥った場合は第10条が適応される。核不拡散条約から撤退し核保有する。韓国国民の7割は賛成。日本は核を持つべき。潜水艦に持つべき。アメリカの核の傘は機能しない。韓国人の言っていることは正しい。日本は議論さえしない。アメリカの言うことに従うことしかしない。日本の保守派の言論は3国の悪口しかいっていない。議論すべき。外務省、防衛省、自衛隊はなんの議論もしない。日本は自主防衛すべき。

 

 

 

■ 国家の存立を左右する国際政治学6つのパラダイム

 

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第2回前半「国家の存立を左右する国際政治学6つのパラダイム」2021年11月

2024/05/28

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 

 

 

第2回前半「国家の存立を左右する国際政治学6つのパラダイム」2021年11月 要約

 

6つの国際政治学の学派について、10年後の絶望的な日本を見据えて

ロシア、北朝鮮、中国は、すでに核ミサイルを持っている・・アメリカは日本だけには核ミサイルを持たせない。日本はすでに絶望的。アメリカに押さえつけられている。77年間も国家戦略を明確に持てない。

日本は戦後の対米依存の議論しかしていない。どのパラダイムを基本にしているか明確ではない。

アメリカに見捨てられたら大変だという、アメリカにしがみついた外交政策しかしていない。

アメリカは日本人だけには核を持たせない。親日的ではない。

 

3つの議論の視点レベル・国際政治学の議論の視点。どのレベルで考えているか。

哲学的な議論(プロフィスカル)価値判断

パラダイムレベル(学派レベル)の議論でないとダメ。

ポリシーの議論(どういう政策を実行するか)

 

 

国際政治学6つのパラダイム 学派

 

リベラル派・・この3つは間違っている

相互依存派(Interdependence)

制度学派 (Institutional School)

民主的平和の理論 (Democretic peace theory)

 

保守派

攻撃的なパラダイム (Offensive realism)・・アメリカと中国

防御的なパラダイム(Defensive realism)・・伊藤氏おすすめ

覇権安定論・・アメリカと中国 (Hegemonic stability theory)

 

●歴史から見る過去3000年間、国際政治の構造はどうなっているか?

1.国際政治には、世界政府は存在しなかった。 イスラエルは処罰されなかった。アメリカ拒否権バック。

2.国際政治には、共通の価値判断は存在しなかった。

3.国際政治には、国際組織が主役だったことは一度もなかった。

4.バランスオブパワー政策。バランスするしか方法がない。過去の中国。ギリシャ人、イタリア人。

 

 

 

■ 再生産される悪夢・国際政治リベラル3学派の蹉跌

 

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第2回後半「再生産される悪夢・国際政治リベラル3学派の蹉跌」2021年11月

2024/05/28

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 

 

 

第2回後半「再生産される悪夢・国際政治リベラル3学派の蹉跌」2021年11月 要約

 

リベラル派

●相互依存派(Interdependence)

20世紀初頭に流行った。経済的な相互依存。だから戦争は起きない。4年後第一次世界大戦が起きた。

何度も繰り返している。間違い。アメリカの対中政策。中国経済が反映すると戦争をしない。平和思想になる。クリントン政権、ブッシュ政権、オバマ政権。世界中で中国が成長する手助けをした。アメリカと仲良くするはずだ。

 

●制度学派 (Institutional School)

国際政治、国際制度、国際法、国際組織をつくる。軍事政策と外交政策には制度拡張は当てはまらない。

アメリカ、ロシア、中国、イスラエルの4つの国は、平気で破ってきた。処罰されない。

国務省の法律顧問は、国際法は役に立たないと言っている。色々な国が国連憲章の国際法を破っている。アメリカとロシア。

 

●民主的平和の理論 (Democretic peace theory)

クリントン政権、ブッシュ政権、オバマ政権は公式に採用していた。守ったわけではない。

世界中の国が民主主義になれば、世界は平和になる。世界から戦争がなくなる。口先だけ。

アテネ(民主主義)(好戦的)とスパルタ(軍国主義)。イギリスは民主主義だが帝国主義で植民地政策をした。民主主義がいいと言っているのは、アメリカ人と日本人くらい。条件を満たさないと民主主義は不安定化する。条件とは、法治主義、行政が高いレベル、司法制度が独立していること。世界中の国に内政干渉、軍事介入してアメリカの言うことを行使したいために、民主主義を利用した。世界中を民主主義にしたいという口実。都合が悪いとCIAがクーデターで内戦状態に持っていく。1953年イラン、1954年グアテマラ、1963年南ベトナム、1964年ブラジル、1973年チリ、最近はエジプト、2013年ウクライナ。

アメリカは都合が悪い人が、民主的選ばれるとクーデターで軍事介入する。オルブライトは軍事介入を世界に公言していた。クリントン政権はイラクのサダムフセインを攻撃。アメリカは世界中の人権を守るために軍事力を行使しなければならないと公言。ブッシュは嘘をついてイラク攻めた。民主主義を広げるための口実。オバマはシリアとリビア。クリントン政権、ブッシュ政権、オバマ政は20数か国に内政干渉し軍事介入し300数十万人を殺した。

 

 

 

■ 価値判断が乱れる時代~リアクション保守の蔓延と国際政治の基本4構造

 

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第3回前半「価値判断が乱れる時代~リアクション保守の蔓延と国際政治の基本4構造」2021年12月

2024/05/28

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 

 

 

第3回前半「価値判断が乱れる時代~リアクション保守の蔓延と国際政治の基本4構造」2021年12月 要約

 

国際政治を議論するための思考法、3つの物を考えるレベルは、

哲学的な議論(プロフィスカル)価値判断がベース、ソクラテス、アリストテレス、プラトン

パラダイムレベル(学派レベル)の議論でないとダメ。

ポリシーの議論(どういう政策を実行するか)

 

19世紀になって左翼と保守が対立した。

保守・・コンサーブ、何の価値をコンサーブしたいか。

伊藤はクラシカルな保守、古典的保守、正統派。

リアクションコンサーブはダメ。どのパラダイムをはっきりして建設的な議論する。

国連で最も拒否権を行使したのはイスラエル。アメリカを使って行使。

 

アメリカ、ロシア、中国、イスラエルは処罰されない。

国際憲章:過去500年間の条約は、その国が重大なダメージを被る場合は条約を守らなくていい。

アメリカが重大なダメージを追う場合、日米安全保障条約は効力がない。アメリカは助けない。

 

保守派

●攻撃的なパラダイム (Offensive realism)

●防御的なパラダイム(Defensive realism)

●覇権安定論・・アメリカと中国 (Hegemonic stability theory)

 

 

 

■ 人間観察の保守3学派~古典派が行きつく防御的リアリズムと民衆参加で出口を失った攻撃的リアリズム、反省なきエゴイストの覇権安定論

 

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伊藤貫の真剣な雑談

 

第3回後半「人間観察の保守3学派~古典派が行きつく防御的リアリズムと民衆参加で出口を失った攻撃的リアリズム、反省なきエゴイストの覇権安定論」2021年12月

2024/05/28

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 

 

 

第3回後半「人間観察の保守3学派~古典派が行きつく防御的リアリズムと民衆参加で出口を失った攻撃的リアリズム、反省なきエゴイストの覇権安定論」2021年12月 要約

 

保守派の思考法とは:罪深い、偽善と独善と自己欺瞞を逃れられない。

自分に都合が良い認識になる。都合がよい俯瞰視。

 

 

保守派

 

●攻撃的なパラダイム (Offensive realism)

自分に都合が良い認識になる。都合がよい俯瞰視。4~5つの大国が有利な立場をとる。

自分の国に有利にもっていくアメリカ。国際政治を都合のいい様にする国はアメリカ、中国、ロシア。

アメリカは世界覇権、他の国に130国に米軍駐留。攻撃的なリアリスト。

ハンスモーゲンソー。ヘンリーキッシンジャー、ジョンミヤシャイマー。

他国をドミネイト。国際政治は他国を抑える。19世紀の国際政治の戦争は国民まきこみ。

 

●防御的なパラダイム(Defensive realism)

謙虚である。自分の国は自分で守る。他国に挑発的にならない。現状維持。

ジョージケナン・・ソ連封じ込めを提案。クラシカルコンサ―ティブ。

サミエルハンチントン、防御的リアリストだった。リップマン。ケネスウオルス。

日本、イギリス、アメリカは同じ立場。ユーラシア大陸に巻き込まれるべきでない。軍事介入しない。

オフィシャルバランス。日本は朝鮮半島、満州への進出はダメだった。

歴史に残る外交三賢人・・本、ビスマルク、タレーラン、ドゴール。中公新書ラクレ。

防御的なリアリズム外交した人。

日本は日露戦争が勝った時点でやめるべきだった。朝鮮、清に行くべきでなかった。

 

●覇権安定論・・アメリカと中国 (Hegemonic stability theory)

攻撃的リアリズムの後に、アメリカが他国を覇権支配した。

覇権による安定理論。自分たちが世界の主人公。バランスオブパワー政策ではない。

失敗すると思う。自分たちが一番偉い。アメリカと中国。

ジョセフナイト、ジョンアイケペット、アメリカは覇権国である。ハードパワーとソフトパワー。

中国はアメリカに従うと思っていた。イラクを日本みたいにしたいと思った。

リチャードハース・・アメリカ外交の主要事項はアメリカの利益になるように組み込んでいく。

ウオルト・・冷戦に勝った後、他の国に作り直す、作り変える。リメイクジャパン。日本。

バリーポーゼン・・自己抑制。日本人はアメリカとの同盟関係で一切自己主張しない。日本の軍事関係者はアメリカがどのようにしようとしているか知らない。日本に発言権はない。アメリカが駐留をしている理由は日本の核保有を阻止するためである日本は対米依存関係を離脱すべき。日本は核保有すべきである。対中国で。東アジアにおける核の拡散は避けられない。伊藤も賛成。

 

 

 

■ 令和3年 年末特別対談・伊藤貫氏に聞く

 

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令和3年 年末特別対談 伊藤貫氏に聞く2021年12月 

伊藤貫×水島総

2024/05/28

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 

 

 

令和3年 年末特別対談】伊藤貫氏に聞く2021年12月 要約

伊藤貫×水島総

 

ヨーロッパ、アメリカ、日本は、自分たちがやっている自由主義、民主主義、資本主義のイデオロギーは世界共通だと思っている。しかし世界の価値判断ではない。ヨーロッパも文明の衝突が起こっている。

 

ハンガリー、ポーランド然り。最近はアメリカ国内でも崩れてきている。黒人。連邦議会が決められない。

 

価値判断、文化的価値観が崩れている。マスコミに対する不信感はアメリカでは6割。文明と文化。アメリカ的資本主義は通用しない。

インデアン殺し、アフリカ人奴隷、文化を共有する考えはない。

アメリカには文化はない。アメリカの金持ち階級には文化はない。

アメリカスタンダードを世界に当てはめると世界の民族の文化が壊れる。

アメリカ人は分からない。権威主義と民主主義の区別はうまくいかない。このままでいくとアメリカの軍隊はクーデターを起こすかもしれない。

 

FBI、CIAが軍人を調査している。アメリカは分裂傾向・・貧富の差。

政治資金は不明でも合法。腐敗している。アメリカ国民は政治家とアメリカ政府を信用しなくなった。所有者は大金持ちのメディアも書かない。

日本のマスコミは自分で取材して書かない。会社に潰される。金持ちトップ0.01%に支配。

移民政策で白人が少なくなった。国民のほとんどが白人ではない。オバマ以降人種関係は、6割は悪くなるとの国民の意見。人種的政策は対立を生む。

アメリカの大学の質が悪くなっている。アイディンティティがどうこうの問題ばかり。差別探しに終始する。

アメリカの白人と黒人の問題の理屈をフランスに持ち込んだ。

 

伊藤氏・アメリカは分裂する。非白人が主役になる。アングロサクソンのプロレスタントの本来のアメリカは1950年まで。共通の価値判断がなくなっている。2030年代にアメリカはバラバラになる。2024年のアメリカはもっと悪くなる。

 

NATOの拡大はあり得ないのアメリカの嘘。対ロシアへ。戦後の吉田路線が問題。アメリカ服従。日本はアメリカの属国でいいという方針。中国は次の6年(22~28年)を我慢すればいいと思っている。 軍事的には3極構造。アメリカ、中国、ロシア。それまでに日本は戦術核保有、戦略核保有を行うべき。アメリカ依存を変えないとできない。

 

 

 

■ アメリカ人も呆れた、属国主義で核武装議論から逃げてきた日本の保守政治家たち

 

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第4回「アメリカ人も呆れた、属国主義で核武装議論から逃げてきた日本の保守政治家たち」2022年2月

2024/05/28

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 

 

 

第4回「アメリカ人も呆れた、属国主義で核武装議論から逃げてきた日本の保守政治家たち」2022年2月 要約

 

●世界はアメリカ、イスラエルが握る。

●ニクソンとキッシンジャーは日本に核保有することをすすめた。1969~1971

しかし佐藤栄作は断った。

●1950年サンフランシスコ講和条約(平和条約)の交渉で、アメリカからの日本独立提案を、吉田茂は断った。

 

1951年の公文書は以下

昭和26年(1951)9月8日、吉田茂首相をはじめとする日本全権は、第2次世界大戦中、我が国と戦争状態に入った連合国48カ国の代表とともに、サンフランシスコ平和条約に調印しました。同条約は、昭和27年(1952)4月28日発効し、約7年間におよんだ占領が終結し、日本は主権国家として独立を回復しました。この条約は、日本が朝鮮の独立を承認し、台湾・澎湖島、千島列島・南樺太を放棄することを規定しました。アメリカには、沖縄・小笠原諸島における施政権が認められました。また、国際連合に協力することが日本に義務づけられました。掲載資料は、同条約の公布原本です。

 

●日本の独立を主張したのは、石橋と重光まもるだった。

●日本が独立して核をもつことをすすめたのは、アイゼンハワー、ニクソン、トランプの3人、共和党

●アメリカ民主党は日本が嫌い、核を持たせない、独立させない。

●日本に好意的なのは共和党。

●ビスマルク、ドゴール主張は正しい。

 

重光 葵(しげみつ まもる、1887年〈明治20年〉7月29日 - 1957年〈昭和32年〉1月26日)は、日本の外交官・政治家。外交官の重光晶は甥。

日本は東西の架け橋となる。

重光葵は外交官として活躍し、1945年(昭和20年)8月、東久邇宮内閣で三度目の外相となり、首席全権として降伏文書に調印した。 戦後はA級戦犯として服役後、鳩山内閣で副総理兼外相となり、1957年(昭和32年)1月26日に亡くなった。

 

石橋湛山(いしばし たんざん)は大正デモクラシーにおけるオピニオンリーダーの一人として、いち早く「民主主義」を提唱する。 また三・一独立運動をはじめとする朝鮮における独立運動に理解を示したり、帝国主義に対抗する平和的な加工貿易立国論を唱えて台湾・朝鮮・満州の放棄を主張するなど(小日本主義)、リベラルな言論人として知られる。1884年〈明治17年〉9月25日 - 1973年〈昭和48年〉4月25日)は、日本のジャーナリスト、政治家、教育者(立正大学学長)。階級は陸軍少尉(陸軍在籍時)。位階は従二位。勲等は勲一等。

 

 

 

■ 米露関係破綻の原因は何か?

 

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伊藤貫の真剣な雑談

 

第5回「米露関係破綻の原因は何か?」2022年3月

2024/05/28

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 

 

 

第5回「米露関係破綻の原因は何か?」2022年3月 要約

 

米露の衝突・・ウクライナ侵攻は、過去30年間のロシアを追い詰めたアメリカの政策のせい。

ウクライナ人はアメリカに利用されている。

 

 

●クリントン政権とブッシュ政権のロシア政策

 

①ロシア経済改革でロシアの国有財産を民営化させた。一部が巨万の富はユダヤ人国籍のオルガーキー。経済破綻。エリツインの経済政策は犯罪である。公になっていない11兆ドルの金融資産を持っているのはプライベートヘッジハンドのユダヤ人。政府は関わらない。エリツイン時代に国民の40%が極貧状態になった。エリツインはアメリカとイスラエルの傀儡政府である。CIAを使い民族紛争をさせバラバラにすることを行う。

 

②その前のブッシュ父政権のNATOを東へ拡大しないとの約束をチャラにして拡大。ウクライナとグルジアに介入。国務省とCIAはウクライナクーデターでヤノコビッチ政権を崩壊させ、次にロシアを崩壊させる政策を行った。2014年にアメリカとロシアの戦争は予想されていた。ビクトリアヌーランド強行。バイデン子供はウクライナ、中国から賄賂をもらっていた。クリントン、ブッシュより少ない。クリントンがダントツで賄賂をもらっていた。メール削除。

 

③ユーゴスラビア、コソボへの軍事介入。

 

 

■ドイツのビスマルク・・ロシアは厄介な国、ヨーロッパはロシアと戦争しないことが重要。勝っても六もない。キッシンジャーの意見も。

 

■プーチンの外交は普通で伝統的。エリツインとゴルバチョフが普通でない。プーチンは歴史的なミッションを行っている・ロシアが消滅しない様にやっている。過去400年歴史上ロシアは超集権国家であった。

 

有識者の意見

ジョージケナン・・アメリカ人はロシアを変えようとしている。優越の妄想。歴史上国境線は無理。

なんでアメリカ人が口出しするのか。アメリカは内政干渉しない方がいい。

 

キッシンジャー・・ウクライナをNATOに入れるのは反対。グルジアも。ナショナリズムと帝国主義がロシアである。民主主義を持ち込むべきでない。ロシアの拡張主義はアメリカ人の拡張主義と同じ。中国人も同じ3国とも自分たちが一番偉いと思っている。パワーオブバランスを主導。ウクライナは永久中立国にした方が良い。プーチンとキッシンジャーは意見が合った。ゴルバチョフのペレストロイカ、構造改革は失敗だった。馬鹿げている。ウクライナの民主化はおかしい。

 

ハンチントン・・ウクライナをNATOに入れるのは反対。アメリカは内政干渉するな。文明が違う。アメリカは、ウクライナ、グルジア、ルーマニア、ブルガリアに介入するべきではない。

 

ジャックマトロック駐モスクワ大使・・ウクライナの国境はレーニンとスターリンが引いた。ウクライナは本当の国家でない。ウクライナ人は過去400年間独立したことがない。ウクライナをNATOに入れるのは反対、約束を破った。アメリカは口約束を破ってもいいとのアメリカの言い分に反対した。米露紛争を行うべきでない。

 

ミヤシャイマーシカゴ大学の意見等々・・アメリカはエリートだと思っている。他国に干渉。侵攻は、ウクライナはそれほどロシアに大切だということ。アメリカはウクライナに軍事援助と訓練でウクライナを軍事同盟化しようとした。始めたのはアメリカだ。アメリカの脅威はロシアではなく中国である。

 

伊藤氏見解・・今回の戦争で特をするのは中国人、ユダヤ人。ユダヤ人はアメリカに来てロシアに復讐しようとしている。ウクライナ人、ロシア人、ハンガリー人も嫌い。中露同盟で損をするのは日本。ニュークリア―シェアリングは意味がない。核弾頭は潜水艦だけに配備すること。核ミサイルを使う権限を日本には絶対持たせない。核の抑止にならない。自民党は無責任政党。日本は独自に核を持つべきである。

 

 

 

■ ウクライナ危機の真相~危険なネオコンの思いあがりと戦後の愛国ゴッコ

 

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伊藤貫の真剣な雑談

 

第6回「ウクライナ危機の真相~危険なネオコンの思いあがりと戦後の愛国ゴッコ」

2022年5月 水島特別対談

2024/05/28

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 

 

 

第6回「ウクライナ危機の真相~危険なネオコンの思いあがりと戦後の愛国ゴッコ」

2022年5月 水島特別対談 要約

 

このウクライナ戦争は不必要な戦争。ロシア文明を破壊する戦争である。西側諸国は、アメリカがシナリオを描いたこの戦争に賛同している。ロシアを追い込んでいる。人類は気が付いていない。

 

ジャックマトロック駐ロシア大使・・平等な立場でロシアを敗戦国としない約束だった。しかし冷戦後のアメリカはロシアを敗戦国日本のように扱っている。スチーブコーエンの本2冊・・この戦争を望んだのは一部の人間。金持ちとマスコミである。仕組まれた戦争である。クリントン政権がアメリカの属国にしようとした。オバマ政権がウクライナを利用して戦争に進めた。スラブ民族の消滅を図る。

 

アメリカが世界を一極化して、アメリカだけが経済と政治と軍事政策を支配する。その他の国は手下にする。それに反対したのはプーチンだった。プーチンはドゴール主義。世界を多極化、多文明化にする。

 

アメリカはプーチンだけは許せない。アメリカの世界統治プランに挑戦したのはプーチン。ソルジンチンの考え。ロシア人は優秀。21世紀の前半の2022年に始まったウクライナ戦争は20年ぐらい続くかもしれない。中国がどう出るかわからない。最終的に中国が得する。ユーラシア大帝国を狙う。バイデンは何も考えていない。ブリンケンとビクトリアヌーランドの言いなり。ネオコン。クリーンブレイクのレポート。ユダヤ人金融とイスラエルロビーとネオコンは、イラク、シリア、イランと戦争する準備を始めた。

 

戦争やってもほとんどの問題は解決しない。日本はだから自主防衛しかない。戦争に巻き込まれたくなかったら日本は核を持つしかない。

ドンバス地域は過去からロシア人が住んでいる地域。ロシアがドンバスから追い出されるときは、ロシアは戦術核を使うと思う。日本の保守派はネオコンの言うことを言っているだけの猿真似。自衛隊OBの矢野さんは分かっている。日本の教育が悪い。ソルジンチン曰くドンバスとクルミアは民族的に大変な問題である。アメリカは日本を独立国にするつもりはない。

 

 

 

■ 文明の衝突とロシアの国家哲学

 

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伊藤貫の真剣な雑談

 

第7回「文明の衝突とロシアの国家哲学」2022年6月

2024/05/28

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 

 

 

第7回「文明の衝突とロシアの国家哲学」2022年6月

 

●米露関係破綻の原因とウクライナ・・30年前からアメリカがロシアを締め付けた結果がウクライナ侵攻。

 

アメリカのロシア経済政策により、ユダヤ人のオルガーキーがエリツイン時代に大儲け。

結果ロシア人は民主主義を指示しなくなった。対アメリカ。

 

ウクライナはアメリカに利用されている。クリントン、ブッシュ、オバマ、バイデン。

NATOの東侵攻。

 

ジョージケナン、キッシンジャー、ハンチントン、ジャックマトロック、ミヤシャイマーの見解。

アメリカ人とロシア人と中国人は似ている。世界は自分たちの物、一番偉い。

 

●世界外交は、バランスオブパワーが基本。ウクライナ戦争で、ユダヤ人、中国人が得する。損をするのはウクライナ人と日本人。核シアリングは意味がない。独自に潜水艦に置くべき。

 

ドゴール・・世界を多極化し、多文明にする。・・ロシアプーチン継承。

アメリカは一極覇権主義である。世界統一プランに、プーチンが邪魔である。

ソルジェニチン。スラブ、ロシア、文明。

 

 

 

■ 日本を滅ぼす3つの巨大な嘘

 

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伊藤貫の真剣な雑談

 

第8回「日本を滅ぼす3つの巨大な嘘」2022年8月

2024/05/28

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 

 

 

第8回「日本を滅ぼす3つの巨大な嘘」2022年8月 要約

 

●日本を滅ぼす3つの巨大な嘘

①無効だった進駐軍憲法46年2月。効力を持たない憲法。

②日米同盟構造は本当の同盟ではない。1942年にアメリカが発案。戦争中。

自主防衛させない、属国とする。

1951年に押しつけてきた。永遠にアメリカの属国とする。二重封じ込め政策。対露中に使う。

③中国、ロシア、北朝鮮からの、核の傘があるは嘘。だから核を持たなくてよい。

 

 憲法9条で守られる、日米同盟、アメリカの核の傘の保証 の3つは巨大な嘘

核兵器による戦争犯罪。中国の属国となる。8年から15年後

 

●日本国憲法について

憲法は合法であるか?国家の政策として正当性があるか?正当化できるか?

アメリカにとって都合の悪い人は全て1946年に公職追放した。

憲法は25人のアマチュア集団が6日~7日で作った。9条はおかしい。

 

ケージス大佐が強行。

作成した若手の陸軍士官へのインタビューでは、占領が終わったらこの憲法を日本人は捨てると思っていた。彼は早く捨てればいいとも言っていた。ビューズという講談社の月刊誌インタビュー。1980年代の末か?1990年代に初め。

 

この無効な憲法を部分的にいじろうとしている自民党と、法務省、外務省は完全に腐っている。無責任な連中である。

 

本・・外務省事務次官の中米大使の村田良平回想録下巻第13条、絶版。日本国憲法は無効である宣言をすべきである。諸悪の根源はこの日本国憲法にある。

 

沖縄の米軍基地はいざとなったら日本を攻撃するようになっている。

アメリカは、日本にだけには核保有をさせなと決めている。日本とドイツには核を持たせない。

潜水艦による核抑止力が必要である。

 

 

私は成文憲法ではなく、イギリスの憲法の作り方が良いと思う。積み重ねと変更。不文憲法。

今までの憲法も有効で、積み重ねで変更していけばよい。少しずつ改良していけばいい。

 

9条は破棄した方が良い。自主防衛に変更。その他は徐々に変えればいい

鳩山一郎、石橋湛山、重光葵だけが本気で変えようと思った。自民党は無責任。

 

1941年、ハルノート、日本と戦争し、永遠に自主防衛、独立しない様にすると決めていた。

日本は今、疑似独立国である。二重封じ込め政策。アメリカが占領し続ける。露を排除。

日本はアメリカの属国を選択してきた。日本は対米服従性を望んでいる。

 

 

今後の予想(諸著書による2022年の予想)

①日本は2~3年後に中国の属国になる。イランと戦争になったら、台湾は中国になる。

②2028年2030年には軍事力的に、アメリカは中国と戦争できなくなる。

③ハンティントンの予言・2030年代にアメリカは非白人が多数派になる。アングロサクソン的な政治文化がない。アメリカの国内が分断。中国と覇権競争する意思がなくなる。日本は中国に飲み込まれる。

 

 

 

■ プラトン哲学と国家の独立

 

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第9回「プラトン哲学と国家の独立」2022年10月

2024/05/28

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 

 

 

第9回「プラトン哲学と国家の独立」2022年10月 要約

 

ここ200年の欧米の価値判断が揺らいている

 

ここ150年間、日本は悲劇。西欧の価値判断に振り回されている。

①哲学、宗教レベルの価値判断、

②パラダイムレベルの価値判断・・どのようなパラダイムが必要か?

③ポリシーレベル・・目先だけ

 

日本は①に困っている。明治維新以降仏教的思考を捨てた。哲学もなし。流行を借りてきている。

生きる、ミッション、を与えてくれるのは哲学と宗教である。価値判断の能力を持てない。

過去77年の日本の左翼の方針は哲学、宗教レベルの価値判断がない。

保守派もアメリカの押しつけの言いなり。日米基軸主義。政府、外務省、自衛隊も国益の価値判断がない。

 

過去200年のヨーロッパ文明はダメになった。源流がギリシャ哲学、(ギリシャの科学)、キリスト教の文明圏・・神が偉い。アジアは、仏教と儒教の文明圏。4つの源流。

18世紀以降、人間こそが偉い、世界の中心だ、になっていった・・人間中心主義。

西洋人の価値判断に変わっていった。科学技術の進歩で変わった。

結果、19世紀になって、植民地、帝国主義、民族優先、国家主義、になっていった。帝国政治。

 

保守主義とは、クラシカルコンサ―ティブ。

プラトンの国家とは、哲学統治、武人統治、富裕者統治・・民主主義政治(人気取り)、専制政治。

国家の目的は、質の高い価値規範、徳のある生活をする、国家をつくるとこが大事。

日本は77年前に敗れてアメリカに従属。株主優先の資本主義に従う。

過去77年間、日本人のあり方は、プラトンの逆の生き方をしてきた。

 

 

 

■ 価値判断力を喪失したネオコンを追従する日本は来年にも亡国の危機に直面する!

 

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第10回「価値判断力を喪失したネオコンを追従する日本は来年にも亡国の危機に直面する!」

2022年11月の水島対談。ウクライナ戦争について、アメリカ中間選挙

2024/05/28

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 

 

 

第10回「価値判断力を喪失したネオコンを追従する日本は来年にも亡国の危機に直面する!」 要約

 

2022年11月の水島対談。ウクライナ戦争について、アメリカ中間選挙

アメリカのマスコミは全て民主党。国民は分かっている。郵便投票はダメ・・ジミーカーター氏。

郵便投票はいかさまができる。票を開いている人はアルバイト・民主党側が雇っている。

 

ウクライナ戦争が長引けば、日本は中国の属国になる。国連の敵国条項の国は日本とドイツ。

ヨーロッパ人はアメリカに乗せられている。国務省もマスコミもネオコン。戦争を終わらせない。

 

共和党下院はロシアより。キッシンジャーも。CIA長官ウイリアム・ビル・バーンズ・・プーチンは知識人。ロシアの右翼アレクサンダーデューガン。プーチンはヨーロッパより・平和共存しようとした。

 

1947年の戦略・アメリカはヨーロッパと中東とアジアを支配したい。ドイツと日本に核抑止力を持たせない。1995年までの能力。アメリカの限界。

 

ウクライナ戦争が長引くと、日本は中国にやられる。NATO(アメリカ)とロシアが闘うと、中国が台湾に侵略する。日本もやられる。アメリカは日本を守らない。米軍はすでに沖縄から人員を引き上げている。

 

尖閣諸島と台湾の問題。もうどうにもならない状況である。ドイツはロシアと付き合いたい。

 

アメリカの国際学者ミヤシャイマー等・・国際政治は多極化がノーマルな状態である。アメリカ人は自分たちが一番でないと気が済まない。アイゼンハワーはドイツと日本から引き上げるべきとの考えだったが取り入れられなかった。アメリカが世界一強でなくてはならないという観念にかたまっている。アメリカは一極覇権主義の国。アメリカ人は支配欲の塊。

アメリカは東シナ半島のカンボジア・ベトナム等で400万人殺している。中東イランイラクでも殺している。シリア、イエメン、等々。アメリカ人は反省していない。アメリカ人は道徳性がない。インデアン、奴隷等々。民主党の考え。他の国の国民を何十万も殺してもなんとも思っていない。

 

マッカーサー・・日本人位、完全に屈服した国はない。白洲次郎・・日本の紳士ぐらい見苦しいものはない。村田良平大使・・外務省の官僚はアメリカに洗脳されている。

 

日本人は価値判断能力がない。明治の人は江戸時代の教育を受けている。明治の教育を受けた人は見苦しくなっている

奈良時代から江戸時代末までの1300年間は日本的な価値、仏教的、儒教的な考え方に基づいている。仏教は奈良時代に天皇家が持ち込んだ。

天皇制・仏教・儒教。明治時代に仏教を捨てた。廃仏規制。近代化で日本的な価値、仏教的、儒教的な考え方すべて捨てた。英語がしゃべるだけが大事でない。

 

 

 

■ 3つの戦域と2つの戦線と1つの生贄~日本を滅ぼすネオコンの世界戦略と戦後保守の自己欺瞞

 

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伊藤貫の真剣な雑談

 

第11回「3つの戦域と2つの戦線と1つの生贄~日本を滅ぼすネオコンの世界戦略と戦後保守の自己欺瞞」2023年1月の水島対談。2023年1月

2024/05/28

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 

 

 

第11回「3つの戦域と2つの戦線と1つの生贄~日本を滅ぼすネオコンの世界戦略と戦後保守の自己欺瞞」2023年1月の水島対談。2023年1月 要約

 

 

CSIS・・アメリカ政府の対日政策とアメリカの軍事産業のレポートを書く。シンクタンク。

 

現行、日本の自衛隊はアメリカの指揮、アメリカの武器を買う。アメリカは日本に核を持たせない。

 

台湾進攻時、中国は、日本の自衛隊は介入するなと言うはず。中国は核恫喝する。アメリカは介入しない。

 

日本は屈服するしかない。

 

日本を滅ぼすネオコンの世界戦略

 

アメリカ一極世界支配のアメリカの国際戦略には無理がある。すでに賞味期限切れ。

アメリカの今の国際戦略は、日本とドイツに核を持たせない。アメリカに依存にするようにするため。

 

核を持つとドイツと日本は独立国になる。2国が独立するとヨーロッパに対する支配能力、東アジアの支配能力を失う。

 

3つの戦域、中東とヨーロッパと東アジアを同時に支配する。その為には、ドイツ、日本、イランの3つの国には絶対核を持たせない。

ウクライナでロシアと戦う・・ロシアは戦術核を使う。イランは核武装できる力が既にある。ロシアとイランと中国はアメリカの弱点を知っている。アメリカは1つの戦域だけでしか戦う能力がない。

 

伊藤案・・日本とドイツに核武装させるべき。しかしながら日本はアメリカに守ってもらい得していると思っている。それでは滅びるしかない。戦後保守の自己欺瞞。現在、イラン、サウジ、韓国が、核武装を模索している。

 

1990年代の一部の学者は、アメリカの一極世界支配は無理と主張した。ウオルツ、ケナン、ハンチントン、キッシンジャー等。イラク、ウクライナ然り。

中国はウクライナと中東でアメリカが戦争することを望んでいる。ロシアとイランを焚きつける。

それから、台湾侵攻するはず。

 

吉田茂以降、日本は拝米主義に陥っている。アメリカのシンクタンクを無条件で受け入れている。

 

ドイツのメルケル談・・ウクライナとグルジアをNATOに入れることはロシアに戦線布告しているに等しい。ドイツとフランスは初めからロシアをだますつもりだった。ミンスク合意もだますつもりでやった。アメリカも分裂している。ホワイトハウス・国務省とペンタゴンの意見が違う。ペンタゴンは中国の脅威の方が大きい。ロシアは大戦争するつもりはないとの見解。ホワイトハウスと国務省はロシアの分裂を狙っている。ペンタゴンは止めるべきとの見解。ドイツとロシア、日本と中国が主体になると、アメリカは一番いやだ。

日本の保守派が間違いを認めるべき。自民党。日本を独立させようとしなかった。

独立を言ったのは

重光と石橋だけ

日本の価値判断をアメリカが決めることではない。奴隷のような議論。左翼はどうでもいい。保守派が問題。核の傘はない・機能しないオープンに核議論をするべき。戦後の保守派政治が悪い。ツケが回った。中国の属国がいやなら核保有するしかない。アメリカに言うべき。日本をだますのは止めてくれと言うしかない。できなければ滅びます。

 

 

 

■ 何故、アメリカ文明からアングロサクソンとキリスト教的な価値観が消えたのか?

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 

 

 

第12回伊藤貫×ジェイソン・モーガン「何故、アメリカ文明からアングロサクソンとキリスト教的な価値観が消えたのか?」2023年2月 要約

 

■歴史学者、文明思想家、政治思想家 ジェイソン・モーガンの略歴

ジェイソン・モーガンは、1977年生まれ。 アメリカ合衆国ルイジアナ州出身。麗澤大学 国際学部 准教授。専門は日本史、法社会学史。

 

17世紀以降のアメリカは、アングロサクソン的な政治文化、プロテスタント的世界観、人間観で植民地を開発した。しかしそれは1950年代までだった。

1960年以降、政治、文化、もキリスト教的な価値規範も無くなった。民主党と、知識人、大学教授、マスコミ、はキリスト教的な価値観を破壊しようとしてきた。

したがってアメリカ文明を支える基盤がなくなる。政治と価値判断が崩れた。

 

■モーガン氏の意見:(ハンチントン、ミヤハイマー、マークエンザーに同意)

アメリカはそもそもキリスト教の国ではない。ピューリタンが問題。この国の憲法は宗教と道徳が崩れると崩壊。アメリカは自己中心的な文明になった。概念的すぎるから崩壊した。■

 

17世紀のイギリス、当時のピューリタンは過激派であった。カルト教徒だった。キリスト教徒でない。

ネイティブアメリカンを虐殺、アフリカ人を輸入して奴隷化、しかし教会では自分たちは素晴らしい。

いつも自画自賛するアメリカ人。自分たちほど素晴らしいキリスト教徒はいない。へんてこりんな国民である。アメリカにもキリスト的な文明を標榜した人もいたが、今はいない。

1940~50年の知識人と比べると、今の知識人のレベルは下がっている。次元の高い価値観を失った。

アメリカはより高い文明観、人間観を持てなくなった。政治、マスコミ、大学教授等が破壊してきた。

 

■モーガン氏の意見:アメリカ文明は総崩れになる。■

 

アメリカ人は、自己評価、自己主張、自己充足、自己実現が、個人の道徳規範になった。質が悪い個人主義である。大学教育の実情。都立大の宮台教授もしかり。価値判断のアナーキー。感情と差別に敏感。

道徳規範をすべて失った状態。マスコミには客観性の判断基準がなくなった。客観的な事実、真実がない。誰かがやめさせないとアメリカは崩れる。

 

■モーガン氏の意見:ソ連とナチスの時代。アメリカはその時代の状態が始まった。国家がすべてをとりしまる国に変わりつつある。日本はアメリカに安全保障を依存することをやめるべき。■

 

1990年の伊藤氏の評論・・日本は独立すべき。アメリカの安全保障から独自に核抑止力を持つべき。アメリカは頼りにならない。1985年~アメリカ政府は約束を守らない。日本への貿易交渉は約束不履行。マスコミ嘘を平気で報道する。

日本の安全保障は、アメリカの核の保証は存在しない。日本への核の傘はない。日本は騙されている。国務省、ペンタゴンの役人はプライベートではそれを認めている。外務省、防衛相、自衛隊、自民党はアメリカに問いただしていない。核戦争犯罪を実行した国が日本には核を持たせない。

 

■モーガン氏の意見:アメリカは約束を守らない。ワシントンを信じている自民党は国のことを考えていない。自民党は腐敗している。日米同盟は無責任。■

 

世界中から、モラル、インティグリティ(堅固な一貫性)がなくなっている。ハーバードのアメリカの大学から古典教育をなくすることにアービングバビットは反対した。古典的な教養、思考能力を追放した。日本人はそんなアメリカを真似した。日本人は奈良時代から江戸時代まで、仏教、儒教を基にした古典的な教養思考力があった。明治以降日本は古典的な文化、価値判断を失った。

 

■モーガン氏の意見:全世界がピューリタンになった。日本は神道が基盤。アメリカはそんな日本の文明を絶滅したかった。世界は文明の幸福感を取り戻すことが必要。アメリカは衰退を止められない。■

 

古典主義者は人類にとって大切な価値判断を忘れないようにする。孔子、釈迦、プラトン、ジーザス。

18世紀の中ごろから人間の価値判断を忘れてきた。大学でも現在はじっくり物を考える人が少なくなった。

 

 

 

 

■ 伝統的価値規範が消えた中国、それに直面するネオコンと親米保守の不道徳

 

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第13回 伊藤貫×ジェイソン・モーガン「伝統的価値規範が消えた中国、それに直面するネオコンと親米保守の不道徳」2023年4月

2024/05/28

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 

 

 

第13回 伊藤貫×ジェイソン・モーガン「伝統的価値規範が消えた中国、それに直面するネオコンと親米保守の不道徳」2023年4月 要約

 

米中関係と米露関係

 

■モーガン氏の意見:中国と日本は、文化レベルはまったく違う。中国と日本はまったく違う国。マナーない、汚い、住みにくい、道徳ない。中国の古典主義はもうない。道徳意識はない。軍閥構造と共産党支配。文明と文化を中国人は知らない。露骨な物質主義者。勝つことだけに生きがいを感じる国民。アメリカという帝国は死にかけている。中国が抜けている。今の中国は帝国。すでにグローバリスト。中国という国は存在しない。ドルが崩壊するとアメリカは終わる。■

 

ドルはいずれ国際機軸通貨から外れる。ロシアは孤立していない。経済制裁してもロシア経済は2%しか減っていない。

 

■モーガン氏の意見:ウクライナ戦争は中国とロシアの罠が成功した。■

 

ウクライナ戦争はアメリカが仕掛けた戦争である。アメリカの失敗である。中国の台湾統一は2027年までとアメリカは言っている。

 

■モーガン氏の意見:台湾は蒋介石に侵略された国。社会として台湾はダメになっている。中国は台湾を侵略しなくてもいい状態にすでになっている。台湾は次のアフガニスタン。日本は台湾に対して主導できない。■

 

アメリカの曖昧政策は、日本と韓国を支配し続けるため。台湾を守らないと日本と韓国は中国の支配圏になる。中国と対峙すると日本人に思わせておく。日本を独立国にしない政策である。民主党は日本が嫌い。国務省は日本にだけは核保有させない政策。現行は日本に核抑止力はない。日本には対応議論が全くない。

アメリカは日本に高い武器をかわせるだけ。日本政府の対応は筋が通らないことが過去78年も続いている。日本人はアメリカの属国でいられることがいい。日本人は独立心が全くない。自分の国は自分で守る気がない。外務省も、防衛相も、自衛隊も、自民党も、保守陣営も逃げ出している。

 

■モーガン氏の意見:ワシントンの嫌いな国は日本が嫌い。神道の国が嫌い。戦後アメリカは中国と手を組み日本に対応した。靖国神社に行かない日本の政府はおかしい。ワシントンと北京が価値観を共有している。日本の政治家は国民のことを考えていない。原爆投下した国に従っていることがおかしい。■

 

日本には親米保守しかいない。アメリカに守ってもらえばいい。強いやつにくっついていればいい。核の傘は存在しない。アメリカのレーガンは「核保有国同士は絶対に戦争しない」と言った。日本人に宗教と哲学がなくなったせいである。江戸時代の人間は絶対にやらない。アメリカの奴隷で生き延びる。3年~7年後、遅くても15年後日本は滅びる。

 

■モーガン氏の意見:今の日本は神道、仏教の精神がない。日本の文明が廃れている。■

 

全部アメリカの戦後の占領軍の支配のせいではない。明治30年ぐらいから廃れた。古典、宗教、哲学、を軽視したせいである。明治時代の欧米人信奉が、日本は判断能力を失った。

 

 

 

■ アメリカ民主政治の堕落と混乱を予告したトクヴィル!!!

 

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伊藤貫の真剣な雑談

 

第14回「アメリカ民主政治の堕落と混乱を予告したトクヴィル!!!-前編」-後編」2023年5月

2024/05/28

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 

 

 

第14回「アメリカ民主政治の堕落と混乱を予告したトクヴィル!!!-前編」-後編」2023年5月 要約

 

フランスの政治思想学者、司法官僚、国会議員。

平等、民主主義、自由主義。共和主義者。穏健な保守派、穏健なリベラル派。

1840年の「アメリカの民主義」の著者。啓蒙主義(平等主義、民主主義、自由主義)と進歩主義の立場でありながら、批判的だった人。懐疑的な理論を展開した。

 

現在のアメリカの民主主義は崩壊状態である。正当に選ばれた政府ではない。報道がきちんとしていなければならないが、アメリカ国民は信用していない。

日本も自民党が過去失敗しているにも関わらず継続している。民主主義になっていない。

 

 

トクヴィルの、平等主義、民主主義、自由主義、の5つ問題

●民主主義体制を長時間続けると国民が深く考える能力を失う。

●国民が個人主義的になって公の問題に対して無気力で無関心になる。

●国民が徐々に自分のことにしか関心が持たない利己的な拝金主義者になる。

●人間としての本当の自由を失ってしまう。人間としての深い自由を失う。

●人間の価値判断力が軽劣化して、学問も芸術も文明の質も低下していってしまう。価値判断を失う。

 

民主主義を続けていくと、力のある政治家が生まれない。日本もアメリカもそうなっていく。

 

18世紀までは個人主義がなかった。批判的。社会に関心を持たなくなる。

フランス革命前は先祖と子孫を考えながら人生を生きてきた。階級社会の時はすべての人が、人間関係のネットワークに組み込まれてきた。18世紀まではキリスト教的な人生観、世界観だった。

 

アメリカ社会では道徳、隣人愛も失った。国民は真の自由を失う。

 

最終的には新しい奴隷制度を作ることになる。多数派がすべてを決めることはまずい。議員の数が問題になる。1830年代のアメリカぐらい思考の独立と議論の自由が欠けている国はない。アメリカの民主主義は言論迫害がすごい。一般の世論が力を持つに至った。多数派の世論が宗教になった。新しい形の奴隷制になった。世論崇拝。平等が強い欲求である。

 

今(現在)のアメリカは差別反対、偏見反対。ポリティカルコレクトネスとウオークネス。マスコミと民主党が主導。教育、マスコミ、政治、行政で、言論の自由が規制されている。平等からきた抑圧主義になっている。中間支配者層がなくなり、全体主義の支配者層が台頭。

 

16世紀から18世紀までは中間的支配者層が全体主義の支配を防いできた。地域のコミュニティのリーダーシップをとった。個人の独立を尊重してきた。フランス革命は中間的支配者層を一掃してしまった。民主主義は個人を無力化してしまった。第二次大戦後の福祉社会を予言。スウェーデン、デンマーク。新しい専制主義だ。国民を恒常的に幼児的な状態に留めておくことになる。政府のみ国民のすることを決めることになる。国民は勤勉で臆病は家畜の集団となる。新しい優しい奴隷制である。人間としての真の自由を失った状態で、自由を持ったと思ってしまう。

 

1835年、アメリカの民主主義で、民主的な選挙で、政治的指導者の質が低下していく。

●民主主義に、報道の自由、行動の自由、はない。

●全ての人の投票権は、優秀な人を少なくする。政治家のキャリアを捨てる。

●国民の知的レベルには限界がある。本当の政治的理解力ない。低俗な政治家を生む。

●民主主義は学問と芸術まで低下させる。文明の劣化。言語を変えてしまった。神学と哲学を捨てた。

 

優れた危険人物が必要。民主主義の劣化を防ぐのは宗教的な哲学、世界観、人間観が必要。

価値判断の基準が重要。神の概念こそ人間にとって重要である。魂の存在も重要。

宗教を失った民主主義はろくなものではない。

 

アメリカは1950年代まではキリスト教的価値判断だった。1960年代からはそれを捨てた。

 

そのため共通な価値判断を失ってしまった。キャンセルカルチャーが横行している。

トクヴィルは180年間に予想していた。

 

 

 

■ 米ランド研究所も止めるウクライナ戦争、世界大戦を招くネオコンの愚行と卑しさ極まる拝米保守

 

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伊藤貫の真剣な雑談

第15回 伊藤貫×水島総特別対談

「米ランド研究所も止めるウクライナ戦争、世界大戦を招くネオコンの愚行と卑しさ極まる拝米保守」2023年6月

2024/05/27

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
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第15回 伊藤貫翔水島壮特別対談

「米ランド研究所求めるウクライナ戦争、世界大戦を招くネオコンの愚行と卑しさ極まる拝米保守」2023年6月 要約

 

ランド研究所

政府に所属するシンクタンク。初期の核戦略理論も作成。ウクライナ戦争はもうやめたほうがいいという見解。ホワイトハウスと国務省がイケイケの見解。CIAとペンタゴンは反対の見解。

 

勝てない戦争・・ランド研究所のサミュエルの論文

ワシントンはこの戦争を終わらせるべきある。ロシアの脅威は残る。西側とアメリカの国防が弱っている。

 

ロシアはこの戦争は止めない。プーチンには経済的余力と軍事的生産能力が残っている。ウクライナはすでに甚大な被害を受けている。2014年からアメリカとイギリスが訓練した35万人の精鋭部隊はすでに死んでいる。戦争でウクライナのGDPが半分になった。

 

アメリカのマスコミは嘘ばかりである。国境を引く終わり方はしない。既成事実で終わる。長期戦はアメリカにとって問題である。米軍は弱体する。東アジアと中東の国防にさける武器は減る。中国とロシアの同盟は強くなる。ウクライナ経済はもとに戻らない。終わり方は朝鮮戦争に似る。休戦交渉は難しい。プランAも軍事国にするBも使えない。

 

■伊藤氏・・ヨーロッパと中東と東アジアをアメリカが支配する構想。

アメリカは現状3つのうち1つでしか戦争できなくなっている。台湾を守る戦争はやる気はない。

アメリカの核戦争犯罪、日本への核戦争は必要ないと軍の最高幹部3人が反対していた。日本人だけには核を持たせない。

ウクライナ戦争でアメリカ人がすでに死んでいる。バイデン親子と中国の問題の弱み。巨額の金銭が中国から流れている。現在アメリカは中国と戦争できる立場でない。アメリカは中東と東アジアで戦争できなくなっている。バイデンはイスラエルがイランに軍事攻撃することを容認している。

バイデン、ブリンケン、サリバンは、日本なんかはどうでもいい。中国と手を結びたい。にもかかわらず、アメリカに従属する日本の外務省と防衛相と自衛隊はアホである。

 

 

■伊藤氏・・戦後の日本の状態

価値判断に問題がある。拝米主義になった問題は価値判断に問題がある。

自分たちに重要な価値判断がない。

戦後はアメリカに安全保障をやらせて金儲けすればいいという考え方、生き方。

憲法、米軍、もそのまま。

国務省の日本担当は核の傘はないとの見解だが、日本には核の傘があると言っている。

 

日本人の保守派は国士ごっこやっているだけ。日本の昔の価値判断のほうが正しい。アメリカの古典主義的考え方が正しい。

アメリカに距離をとった考え方のほうがいい。アメリカにしがみついていないと生きていけない日本がおかしい。ボリスジョンソン曰く、ウクライナ戦争は金儲けできると反トランプの発言。

 

 

 

■ プーチンの知恵袋、セルゲイ・カラガノフ!!

 

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第16回「プーチンの知恵袋、セルゲイ・カラガノフ!!」2023年9月

2024/05/27

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏  
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏  

 

 

第16回「プーチンの知恵袋、セルゲイ・カラガノフ!!」2023年9月 要約

 

経済学者、軍事学者

 

国際政治学、核戦略理論、文明論の論文を書いている。

エリツイン時代、アメリカのロシアへの経済政策でロシアは疲弊した。10年間で。

オリガノフのほとんどがイスラエル国籍人。共産主義から資本主義、民主主義、自由主義へ。

 

ロシア人の多くは、クリントン政権に騙された。結果、国民は自由主義と民主主義にアレルギーを持った。

ロシア人はアメリカ人の真似をしてはいけない。ロシア人は集団主義者である。個人主義ではない。

 

リベラリズムと資本主義には合わない。ヨーロッパの経済学、社会学は合わない。実は日本にも合わない。

 

その後キリスト教信仰が復活した。20年間でロシア正教に所属した人が70%になった。

ロシア人は魂のよりどころを求める。ロシア人は家族と祖国と神に仕える。

 

日本も欧米の思想、やり方を持ち込んだが、うまくいっていない。欧米モデルを真似てもうまくいかない。

 

1997年、ロシアはウクライナ問題でヨーロッパと衝突すると書いている。欧米協調外交もうまくいかない。トルコ系、中央アジア系が多い。ロシアはアジア人に近い。北方のユーラシア国家だと自覚したほうがいい。アメリカとヨーロッパと無理に仲良くしなくていい。この経済制裁をきっかけにアジアと交流したほうはいい。ユーラシア大国として生まれ変わったほうがいい。

 

 

6月の国際政治学会で論文発表した。「難しいけれど必要な決断」。

 

●核兵器は使える兵器である。NATO同盟国に打ち込む用意がある。

 

●アメリカの核の傘は偽物である。アメリカはヨーロッパの同盟国を守らない。

他の専門家トレニン・・アメリカとの同盟関係がマイナスになっている。NATOは崩壊する。

CIAとペンタゴンはこれを未発表にした。

 

●アメリカはこの戦争を続けるだろう。

 

●西側諸国のリーダーは核戦争に対して鈍感になっている。世界の団塊の世代。幼稚で単純。

クリントン、オバマでイラクの150万人が死んだ。シリアの内戦で70万人死んだ。リビアの内戦で80万人死んだ。3つで300人を殺した。アメリカの団塊の世代は「それがどうしたの」という感覚である。

 

●1990年代以降のアメリカとヨーロッパの指導者は全部ダメで責任感がない。指導者の質が下がっている。日本の軍事評論家の平松氏と矢野氏はまだいい。日本は自前の核抑止力を持たないとダメ。

ウクライナ戦争で一番活動しているのはポーランドである。

 

●ロシアによる核議論を始めたのは、欧米がどれほどの危険を犯しているのかを分からせるためである。

 

 

 

■ アメリカの偽善主義外交の破綻が露呈した2023年!!!

 

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伊藤貫の真剣な雑談

年末SP】伊藤貫×水島総 対談

「アメリカの偽善主義外交の破綻が露呈した2023年!!!」2023年12月

2024/05/27

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏  
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏  

 

 

年末SP】伊藤貫×水島総 対談

「アメリカの偽善主義外交の破綻が露呈した2023年!!!」2023年12月 要約

 

 

アメリカの偽善主義外交の破綻

 

アメリカ人は失敗を認めている。ランド研究所のレポート。アメリカの世界支配は破綻状態にある。

 

ヨーロッパ、中東、東アジアを守ってあげるが破綻している。1947年から続いているが破綻。

 

クリントン政権はロシアの経済に手を出した。アメリカの金融業者が短期間で大儲け。セルビア、アフガニスタン、イラク、シリア、リビアも助けるための名目で内政干渉。何十万人もの民間人の犠牲。

 

グローバルサウスはアメリカを信用していない。

 

アメリカの世界支配外交政策は1992年2月に作成のディフェンスプランニングガイダンスで明確になっていた。クリントン政権、オバマ政権で受け継いだ。ディプステートのイスラエルロビーとネオコンが決定した。

 

イスラエル政策は、5、6人のユダヤ人ネオコンが、イラン、イラク、シリアを叩きのめすため作成。

 

トランプは戦争嫌いである。トランプは勉強不足。プーチンの能力が上。プーチンはロシアで200年に一人の悦材である。カラガノフの提唱する案が必ずプーチンの政策に出てくる。ヨーロッパ文明は終わっている。思考能力が低下した。ロシアはユーラシア文明を作る。ヨーロッパの古典的な考え方は継承する。

 

ゴルバチョフ、エリツイン時代に、アメリカの属国化したロシアが目覚めた。エリツイン時代に東ドイツにいたプーチンを副大統領にした。プーチンは政策を他に言わない。プーチンはウクライナ問題を解決しようとしていない。長期的にみている。ロシアは戦術核を使って終わらせる用意がある。ポーランドの軍事基地をたたく。デモンストレーションで行う用意がある。ヨーロッパとアメリカの武器支援はポーランドを経由している。

 

マスコミと、シンクタンクと、金融業と、政治資金ネットワークを支配しているのはユダヤ人である。イスラエルのシャロン首相曰く、我々ユダヤ人がアメリカをコントロールしている。現首相のネタニアフはアメリカを動かすのは簡単だと言っている。実情はイスラエルがアメリカに指示をしている。国連でアメリカだけがイスラエルの味方をするのか。パレスチナ停戦決議に反対。

 

アングロサクソンのアメリカの財閥が動かすのは1950年代まで。1960年代からはユダヤ人が支配階級である。

 

イラン、トルコ、イスラエル、サウジアラビアの中東の強国がアメリカのいうことを聞かない。イスラエル人の15%しかパレスチナの独立を望んでいない。今後もイスラエルはパレスチナ人を虐殺し、エジプトに追放して全部ユダヤ人のものにする方針。アメリカの2国家共存はありえない。建前の口先だけです。

 

日本の戦後体制は賞味期限が切れている。30年前に。

カラガノフは日本とドイツが独立したほうがロシアの利益になる。そのほうが、国際関係が多極化して国際政治が安定する。

 

 

 

■ アメリカ外交の巨悪と中東の絶望!!!

 

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伊藤貫の真剣な雑談

第17回「アメリカ外交の巨悪と中東の絶望!!!」2024年3月

2024/05/26

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 

 

伊藤 貫(いとう かん、1953年〈昭和28年〉- )は、日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家。アメリカ・ワシントンD.C.在住。東京大学経済学部卒業。アメリカのコーネル大学で国際政治学と外交史を学ぶ。姉は政治家の山谷えり子。東京都出身。ワシントンD.C.のビジネス・コンサルティング会社とロビイスト事務所で国際政治・米国金融アナリストとして勤務。『フォーリン・ポリシー』『シカゴ・トリビューン』『ロサンゼルス・タイムズ』『正論』『Voice』『週刊東洋経済』等に、外交評論と金融分析を執筆。CNN、CBS、BBC等の政治番組で、外交・国際関係・金融問題を解説。ワシントンに30年間在住。著書に『自滅するアメリカ帝国』(文春新書)、『中国の核戦力に日本は屈服する』(小学館101新書)などがある。

 

 

第17回「アメリカ外交の巨悪と中東の絶望!!!」2024年3月 要約

 

アメリカの中東政策は47年間失敗だった。2国間共存実現は0%です。バイデンは不可能だと知っている。バイデンにはパレスチナに国家を作らせてサポートする気持ちは欠片もない。イスラエル政府に食料の供給を命令しない。毎日巨大な兵器を送り続けている。イスラエルは50年前から入植を続けるがバイデンは命令しない。今後中東が安定する可能性はない。

1947年からのアメリカの世界戦略はヨーロッパ、中東、東アジアを制覇すること。ウクライナ戦争も完全な失敗。マスコミも真実を報道しない。ロシアは兵士の志願兵で足りている。ヨーロッパはウクライナで失敗。NATOで戦える国はアメリカとフランスとイギリスの3か国のみ。

 

2022年秋から中国、北朝鮮が戦術核兵器を増産してきた。1958年からアメリカは戦術核を先制して使うと言い出した。中国と北朝鮮は戦術核弾頭を持てば攻撃されないと学んだ。今から3~4年で、北朝鮮で数百発、中国は数千発の戦術核弾頭を持つことになる。2国は先制使用する立場になる。アメリカによる世界制覇戦略は完全に崩れた

 

中東の失敗は1948年パレスチナの土地をユダヤ人に渡したときから始まった。トルーマン大統領は国務省とペンタゴンとCIAも反対したがそれを認めた。大統領選挙のお金のためにユダヤマネーを望んだため。結果イスラエルは76~77%捕った。

 

1953年イランに内政干渉し、CIAはクーデターを起こさせパーレビ王朝をたてた。民主主義活動家を逮捕した。イスラム教徒は免れた。パーレビ王朝が倒れるとイラクに毒ガス弾とミサイルを提供しイランを攻撃させた。その後2003年にイラクを攻撃しサダムフセインを倒した。1982年イスラエル軍がレバノンを攻撃した。パレスチナ解放戦線が原因。レーガンはクラスター爆弾をストップさせたが、上院委員のバイデンはイスラエルがしていることは正しいと主張。殺戮しても構わないと言った。イスラエルビギン大統領の時。

 

1990年代の湾岸戦争でイラク軍はクエートから追い出された。クリントン政権はイラクに弱体政策の経済制裁を行い50万人の民間人が死亡させた。オルブライトは価値のあることだと発言した。2003年ブッシュ政権はイラクを侵略戦争。嘘の核兵器と生物兵器を隠したという理由で。以降イラクは崩壊した。アメリカは全く反省していない。

 

ある特殊勢力が、マスコミと金融業界とシンクタンクと政治資金ネットワークを握っているから。

 

2011年オバマ政権はリビアを内政干渉し攻撃。その後リビアは80万人死亡。その後シリアのアサド政権に内政干渉し、スンニ派のISIS、アルカイダに大量の武器と資金を投入し内戦状態にして70万人死亡した。2015年イエメンに、サウジアラビアとUAEに武器と弾薬を投入し攻撃させ、民間人が数十万人死亡した。国務省がひどい。2014年のクーデターはヌーランドが主導した。

 

日本のアメリカの核の傘も嘘。日本は反論しない。アメリカが中東に残酷なことをしても日本は何も言わない。

 

イスラエルは2007年からハマスにガザを支援して支配させた。パレスチナを分裂させるため。

 

イスラエルという国はこの50年で別の国になった。ほとんどが保守派右翼になった。パレスチナは認めない。2国間共存は難しい。1970年代からウエストバンクの8割の土地はユダヤ人が入植して捕った。2割の土地にパレスチナ人が住んでいる。アメリカ人は嘘をし続ける。

 

パレスチナ問題で一番得をしているのは中国とロシアです。アメリカはウクライナと中東の失敗から抜け出せない。イランも優位になった。アメリカもイランと戦争をしないと確認している。

 

 

 

■ ますます劣化する米国外交と内政

 

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伊藤貫の真剣な雑談

第18回「ますます劣化する米国外交と内政」伊藤貫x水島総 2024年6月

2024/06/19

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏 

 

 

第18回「ますます劣化する米国外交と内政」伊藤貫x水島総 2024年6月 要約

 

外交政策については、バイデン政権は何をやったらいいか分からなくなっている。

 

ユダヤ人金融業者、シリコンバレーのファンドマネージャーはこの戦争を続けたい。終わるようなら選挙資金は出さない。バイデン政権は次の選挙で投票しないと民主党の左派にも脅されている。停戦案は、両者は考えていない。

 

中東の諸国は今のバイデン政権で話が分かるのはCIA長官バーンズ氏だけ。ネタニヤフは民族粛清が目的。ガザからパレスチナ人を一掃したい。イスラエル国民の7割はパレスチナを根絶やしにしたいと考えている。アメリカのユダヤ人の9割はネタニヤフを支持している。

 

アメリカのカトリックの6割はイスラエルに反対。プロテスタント(原理主義者)はイスラエルを支持。政治資金の7割は匿名資金。3兆円。7割の2/3は民主党にいく。このユダヤ人の政治資金を共和党も狙っている。ネタニヤフ肯定に繋がる

 

アメリカの外交政策は、基本的に覇権主義である。民主主義、自由主義、基本的人権を盾に他国に介入する。

 

ウクライナと中東戦争でアメリカは解決策がない。そのアメリカにしがみ付いている日本はもっとダメ。

 

アメリカがダメになった理由の一つは人口のバランスが崩れたこと。1950年代まではアメリカには支配階級があった。1960年代に変わった。1960年中ごろに移民政策を変えた。8割が非白人になった。今のアメリカに国境はない。不法移民の急増。たった60年で人口バランスが変わった。すべての人は平等で差別はいけないという考えが横行。

 

今のアメリカには言論の自由がない。神を敬う心はダメ。信仰の自由がなくなった。ヨーロッパも日本も民主主義の末期状態である。民主主義の国民の価値判断能力がなくなっていく。民主主義は多数派が正しいという考え。間違っていても正しい。質のクオリティがなくなる。

 

ユダヤ人の金融資本の世界戦略(グローバリズム)が戦争をおこす。トロスキスト(新左翼)のネオコンの考え方に良心の呵責はない。今後アメリカが落ち着くことはもうない。大統領選挙でトランプが勝っても落ち着かない。ディープステートとネオコンはあきらめない。必ず何かをやる。

 

人類全体の価値判断は落ちてきている。功利主義が蔓延。功利主義とヒューマニズムが問題。好きか嫌いかになる。

 

18世紀の後半までは正しい価値判断を持っていた。人類は19世紀から道徳規範と価値判断を壊してきた。

 

TSエリオット曰く、イギリスはアメリカの教育制度を真似してはいけない。教育学者、心理学者は教育の質を下げる。古典を壊してきた。科学とエンジニアリングだけ。価値判断の基準を教えるのが教育のミッションだった。世界中、伝統の価値判断が薄れていった。

 

セルゲイ・カラガノフが、ロシア人としては、ヨーロッパ人は相手にしたくないと言っている。理由は歴史を知らなくなった。今のヨーロッパ人はアメリカ帝国の寄生虫にすぎない。ヨーロッパの支配階級は、制圧した国に従う売国奴である。

 

ロシアはヨーロッパに戻らない。ロシアの将来は自分たちで決める。インド人はロシアに好意的である。ロシア人は哲学的思考能力が残っている。ヨーロッパ人は啓蒙思想に踊らされた。改良と進歩は哲学的には必要ない。それは自殺行為である。

 

 

 

■ 脱米主義の奨め !!日米同盟という奴隷制から脱出せよ!

 

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伊藤貫の真剣な雑談

第19回「脱米主義の奨め !!日米同盟という奴隷制から脱出せよ!」 

伊藤貫×ジェイソン・モーガン 2024年8月

2024/08/07

 

日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏  
日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家 伊藤貫氏  

 

 

第19回「脱米主義の奨め !!日米同盟という奴隷制から脱出せよ!」 

伊藤貫×ジェイソン・モーガン 2024年8月 要約

 

今回の3つのテーマ

1.アメリカ政治、アメリカ文明の、現在の解釈

アメリカ文明の崩壊、アメリカの内戦状態の危惧

 

2.国際政治システムの不安定化

1947年からアメリカの軍事力によって、ヨーロッパ、中東、東アジアを支配する政策でアメリカが3つを統一する。ウクライナの失敗、中東支配は失敗、イスラエルをコントロール不能、中国の戦術核で失敗。国際関係でアメリカは失敗。

 

3.日本はアメリカに依存していていいのか?

日本に自主防衛能力を持たせない。封じ込め政策。日米同盟の本質。

日本の拝米保守でいいのか? 拝米保守では日本が滅びる。

 

 

モーガン氏の見解・・・アメリカは、民主主義ではなくて、大衆社会になっている。勘違いしている。

国民は考えることはできない。マスコミが大衆を操っている。ウオール街とワシントンが支配している。

アメリカは今の教育をやめないといけない。CIA、シークレットサービス、FBIは腐敗している。

今の日本は、アメリカを復元しようとしている。間違いである。アメリカのバカを真似している。

 

伊藤貫の見解・・アメリカ人は価値判断の基準を持っていないのではないか。

アメリカでまだ価値判断を持っているのは、カトリックの保守派。

 

モーガン氏の見解・・アメリカはすでに価値判断の基準を失っている。

カトリックは地面に沁みついている感じ。

 

伊藤貫の見解・・世界は勢力圏拡大政策に向かって居る。

 

モーガン氏の見解・・アメリカは衰えて信頼に値いしない。

日本の拝米保守はアメリカに従って中国と戦争したがっている。日米安保は詐欺。

世界は多極的世界がもうできている。

日本だけがワシントンに依存している。ワシントンと心中しようとしている。

 

伊藤貫の見解・・アメリカはロシア、中国、北朝鮮と戦争しない。

3国は戦術核兵器を持っているため。東アジアで日本を助ける意思がない。

日本の親はアメリカ崇拝主義になっている。日本の保守は臆病者が多い。

日本は自主防衛できないとアメリカから言われている。拝米主義はそれに従う。

拝米主義者は自分で考えようとしない。勉強しない。拝米主義の言論人も同じ。アメリカにしがみ付くだけ。

 

モーガン氏の見解・・拝米保守は中国と戦わなければならないという。アメリカを追い出したら中国が入ってくるのも嘘。

日本人は自分の国を守れないと思っている。だからアメリカが必要。拝米保守の思い込み。拝米保守の日本人は臆病になっている。

 

伊藤貫の見解・・今の日本人は宗教と哲学を必要としていない。今の日本人は命が大切、目先の利益が大事。アメリカの悪口、核武装をいうと、保守マスコミにたたかれる。

 

モーガン氏の見解・・日本文化は深いところから湧いてきている。

日本の道徳観はかなり早い時期に入ってきている。仏教ではなく道徳観。

アメリカインデアンも同じ。拝米保守は日本文化から拝米に移行している。

 

伊藤貫の見解・・ドイツ、イギリス、フランスも、反グローバリストの政党が出てきている。出てきていないのは日本だけ。

アメリカに頼るだけ。自分で戦うという意思がない。日本は日米同盟から脱出しないと、日本は滅びる。

 

モーガン氏の見解・・アメリカが日本を乗っ取っているから意見を言う。アメリカワシントンの奴隷になっている。拝米保守を引きずり降ろす。

 

伊藤貫の見解・・日米同盟から離れることはできる。

トランプと核ミサイルをレンタル交渉する。カマラ・ハリスの場合は、日本はイギリス、フランス、インド、パキスタン、イスラエルから核弾頭を秘密裏にレンタル交渉する。

日本の独立をアメリカは認めるだろう。日本が独立しないのは不自然である。

日本はどうしたら独立できるか考えるべき。このままだと日本は滅びる。言い訳だけではダメ。

 

モーガン氏の見解・・令和版告白が必要。

 

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