鎌倉文学館・・・文学の香り漂う洋館を訪ねて
2016/04/15
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4月、春真っ盛り、鎌倉文学館を訪れました。
素晴らしい建物でした。
係りの方々もアットホームな雰囲気で出迎えてくれ、内部のアールデコ様式のデザイン、大理石を利用した暖炉、飾り窓の装飾とステンドグラス等、ゆったりとした室内空間を堪能しました。
文学の歴史を垣間見る展示物も良かったですよ。
鎌倉文学館は、鎌倉ゆかりの文学者の直筆原稿・手紙・愛用品などの文学資料を収集保存し、展示することを目的として、昭和60年(1985年)に開館したそうです。
建物は、旧加賀藩前田家第16代当主前田利為氏が昭和11年に、鎌倉別邸として建築したものです。実際には明治23年に建てた別荘が焼失して、洋館を再建したそうです。
地上3階建て(1F:RC造、2F・3F:木造)、延べ床面積:1030.65㎡(312坪)。
ノーベル平和賞受賞の佐藤栄作元首相が別荘として利用した他、作家三島由紀夫の小説「春の雪」の一場面としても登場しました。
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三島由紀夫の「春の雪」にはこのように登場します。
青葉に包まれた迂路を登りつくしたところに、別荘の大きな石組みの門があらわれる。(中略)先代が建てた茅葺きの家は数年前に焼失し、現侯爵はただちにそのあとへ和洋折衷の、十二の客室のある邸を建て、テラスから南にひらく庭全体を西洋風の庭園に改めた。
実際にその情景を感じることができる洋館でした。
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鎌倉文学館、素晴らしかったです。
また、機会があったら是非訪れたいと思います。次は、バラ園満開の時かな・・・。
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